ニューサイクリング 図書館

ランドナー / 輪行 / 峠 / 地道 / オーダーメイド

阿武隈を走る(1978年3月号)

◆放談的座談会「ちかごろの話題から」  石原政雄、想田国博、小坂修司

◆ツール・ド・イタリー  ピエール・シャニー

◆軽量車の可能性と限界を求めて  今野 義 

◆南紀・古座街道を行く  田村陽一

 

f:id:jcao:20210515025401j:plain380円 132頁

 

◆第45回ミラノ・サロン・デュ・シクルを見て  ミッシェル・ドロール

【巻中グラビア】雪映えの武蔵野 村上秋彦 / 伊賀上野から信楽へ 原 明吉

◆湖東、彦根と旧中山道  萩原慎一

 

◆欧州自転車 裏街道を行く1  井上重則

◆私のフランス遊記9  今井彬彦

◆自転車部品の見直しと改革 サンツアーウルトラ6

真夏の狂気3  ピエール・ロック

 

#阿武隈を走る 阿武隈小景  森 一久 / ぶらり、阿武隈  新田眞志

・・駅舎のひさしから雨だれが落ちる、と云う程ではないにしても、見渡す景色はしっとりと水気を帯びていて、雨とも霧ともつかないものが宙を流れていた。泉崎の駅で降

 f:id:jcao:20210515025616j:plainりたのは数える程の人数で、それもたちまちに散ってしまい、我々のみが残された感じであった。

 

「雨になりましたね。いやだなあ」「その内やむでしょ。夏のランのときもそうだったんだ」僕はN氏に持参の乾燥パインをすすめながら、夏の終りのことを考えていた。あの時も朝は悪かったが、昼頃から回復したんだっけ。・・(森氏の文章)

※写真は、御齋所街道を行く。

(*゚▽゚)ノ  この記事の一部をお読みになりたい方はこちら

 

 

 

 

 

【どんな時代?】

  ホカロン

 使い捨てカイロが登場したのは1975年のこと。アメリカ陸軍が使用していたフットウォーマーを参考に、旭化成工業(現・旭化成)が開発・商品化し、鍼灸院などで販売したのが始まりとされています。

 

f:id:jcao:20210517170516p:plain

 それを原型にして1978年、ロッテ電子工業(現・ロッテ健康産業)が「ホカロン」の商品名で全国販売。

 

 これが大ヒットしたことで、使い捨てカイロはまたたく間に普及し、現在はアメリカや中国など海外にも多く輸出されています。

 

 鉄は空気中の酸素と反応して酸化する(さびる)時に酸化熱を発生させますが、使い捨てカイロはそのメカニズムを利用しているのです。

      AERA.dot  より

 

 

 

 

 ◆軽量車の可能性と限界を求めて  今野 義

・・ケルビムサイクルが第一号軽量車を試作してから、私達は三年間に5台の試作車を造っています。私達は第五号で基本重量の軽減に挑むことにしました。

 

f:id:jcao:20210520052749j:plain

 つまり、一番簡単な形態の自転車、トラックレーサーを軽くする事により、自転車を現在の形に留める場合、使用可能な範囲はどれだけのものか挑戦したわけです。

 

 目標値を一応4㎏を切ることにして試作を行い、ある程度の満足点が出たので・・