ニューサイクリング 図書館

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ニューサイクリング誌との出会い

 私がニューサイクリング誌と出会ったのは最近です。この雑誌の名前は聞いていましたが、それまで読んだことがありませんでした。数年年前から少し気になりだし、中古本を何冊か入手して時々眺めたりしていました。

 

 昨年(2018年)、この雑誌がまとめてオークションに出品されました。そのころ千葉県サイクリング協会事務局の仕事を卒業することを決めていたので、空いた時間にこの本をじっくり読んで見ようと思い入手しました。 

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 読み始めてみると自分の知らないサイクリングの世界がそこにありました。舗装道路を細いタイヤで走る今のサイクリングは、長いサイクリングの歴史からみると案外短いのだということも初めて知りました。そして、残念ながら、この雑誌は数年前に廃刊になってしまったことも。 

 

 昔の号を見るとツーリング記事が峠、峠で埋め尽くされています。その当時はなぜか多くのサイクリストが峠に魅せられていたようです。

 

 スポーツ自転車もオーダーが今よりも一般的だったようで、その関連記事が多くみられます。また、今の自転車部品は大部分がシマノの独占状態ですが、それより前はカンパニョーロを始めとする海外製品が多かったことも分かります。

 

 ヘルメットよりも帽子(あるいは無帽)の時代も長く、記事の中にはツーリングのお昼にビールなんていう記述も随所に見られます。(うらやましい~^^)

 

 それから当時の編集者の方に怒られるかもしれないけど、良く言えば同人誌のような手づくり感があり、悪く言えば編集者の好みが強く反映した誌面作りとなっているような気がします。

 

 まあ、人間と同じで、今のサイクルスポーツ誌などのように完成度の高いものが必ずしも魅力的とは限らないので、私はそんなところもニューサイクリング誌に親近感のようなものを感じます。