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カナダーパナマ15000キロ一人旅(1970年5月号)S45

◆快走用車シクロスポルティーフ  沼 勉  

◆スポーツ車の調整と修理と手入れのはなし ホイール1  萩原慎一

◆自転車用パイプの話ー造管加工についてー  後藤  陟  

◆古東海道を走る8 鎌倉と金沢道  鎌ヶ谷騎 

                          ※4月号は休刊

f:id:jcao:20180625075131j:plain230円 74頁

                   カナダーパナマ15000キロ一人旅から

◆あの道この道 旧中山道  園尾哲郎

◆海外遠征余話 杉原鏘一郎 

 

 VOICE OF CYCLIST 外国のこと  小上馬正和

愛車紹介 ランドナー  木野隆夫

 【巻頭】フォト 旅の味 今井千束 / 二人の英雄

 

# カナダーパナマ15000キロ一人旅 沢登一彦君に聞く

  

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聞き手:ほう、アメリカのサイクリングクラブの人達と会ったのは、君が初めてじゃないかな、それでどんな・・

 

沢登:15,6人のクラブ員と一緒に走ったんですよ。それで一番感じたのは、スピードサイクリングでしたね。女の人も4,5人いたんですが、ロードレーサーに乗っているものもいて、どんどんスピードを出して走りまくる感じだったようですね。(中略)

 

 2,3時間走ってスナックに入って、食事をして日本と同じように、長い間ガヤガヤとおしゃべりをしています。

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【どんな時代?】

  大阪万国博覧会

 1970年3月15日から9月13日までの183日間、大阪府吹田市の千里丘陵で開催された国際博覧会。

 

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 常識を覆すような超巨大プロジェクトゆえに日本全国で物議を醸したが、参加77か国の新技術や文化を結集し、一時の未来世界を作り上げたことで6422万人が来場し、大成功を収めた。

 

 この万国博覧会では、サインシステム、動く歩道、モノレール、リニアモーターカー、電気自転車、電気自動車、テレビ電話、携帯電話、缶コーヒーなど、21世紀の現代社会で普及している製品やサービスが初めて登場した。

 

 太陽の塔や月の石を展示したアメリカ館など人気パビリオンでは数時間待ちの行列ができるなどして大変混雑したことから「残酷博」とも揶揄された。また、国際博覧会史上初めて黒字となった。

     ウィキペディアより

 

 

 

 ◆快走用車シクロスポルティーフ  沼 勉 

・・スポルティーフとはフランス語で「スポーツの」「スポーツに関する」などを意味する言葉です。(中略)スポルティーフの自転車について具体的に説明することは非常に難しい問題ですが、大体次のようなものです。

 

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 『チューブラーや超軽量のオープンサイデッドのWOタイヤ/中空の軽合金製リムを使ったホイール/クロスレシオの比較的高いギア比のギアメカニズム/高性能のブレーキ/ポンプやボトル/ドロヨケ/ランプ が装備された自転車

 

 多くの場合特殊工作が随所に施されており、軽合金部品を多用し車の重量は軽く10㎏前後が常識である。高級部品を採用し、価格は高い。』・・

 

 スポルティーフはフランス特有の自転車ですが、(中略)パリなどを走っているスポルティーフはむしろ大人それも中年の大人が乗っている場合が多いようです。理由を考えてみますと、フランスの若者は自転車レースに憧れるのでレーサーに乗ってしまい、レースをあきらめた大人がスポルティーフに乗っているのかもしれません。・・

 ※写真は1967,8年にポリーで優勝したルネ・ルスの車。