◆信州峠 綿貫益弘
◆イタリアから見たツール・ド・フランス 鈴木正文
◆第23回全日本大学対抗選手権大会 静岡
116頁 180円 上高地にて
◆42年度全国高等学校対抗選手権 福井
◆ シクリスム概論 ロードレース種目 鳥山新一
◆オーダーメイド読本 競技選手の乗車姿勢 有吉一泰
◆鵜飼いと花火の第11回全国サイクリングラリー 岐阜
◆第9回国立公園大会に参加して 今井彬彦
◆独協高校 合宿日誌
◆ニュージーランドの旅 北浦昭治
◆富士街道 園尾哲郎
汗の効用 今井晴美
#ツール・ド・フランス 加藤 一
・・南フランスのプロヴァンス地方の7月、黒に近い青空に真夏の太陽が燃え、その真下のヴァントウの岩山の乾ききった砕石だらけの曲がりくねった道路が海抜1895mの頂上までるいるいとつづいている。
その中を七色のユニフォームがじりじりとあるときは線に、またあるときは点になって頂上をめざしてのぼってゆく。
一口に4780キロと云うものの、この日本と欧州との距離の約三分の一にあたる長距離をヨーロッパの自然の苛酷さと闘いなたら22日間走りつづけるこのレースは、まさしくヨーロッパのプロロードレースの王者ともいえるきびしさと格がある。・・
※写真は今年度ツールの優勝者ロジェー・パンジョン(仏)
【どんな時代?】
四日市ぜんそく
1962年ころより三重県四日市市に喘息様の病気が多発した。三重大学の吉田克巳らはこの喘息様疾患の原因について調査を行い、この疾患の多発はコンビナートから排出される亜硫酸ガスによると判明した。
喘息のほかに感冒、扁桃炎、結膜炎なども亜硫酸ガスの汚染地域に多く発生した。
これらの疾患は、低硫黄重油への切り換え、脱硫装置の設置、150~200メートルの高煙突への変換による亜硫酸ガスの拡散などの対策により、新発生は著しく減少した。
四日市喘息は四日市公害訴訟としても有名であり、患者側の勝訴に終わったが、この裁判はその後の大気汚染の規制、法改正などに影響を与えた。
◆佐渡路 野田雅弘
・・新潟の市内で一泊し、5月1日いよいよ会津への道49号線を走る。苦しい道だった、砂利道の峠をいくつ越えたことか、砂利に車をとられ何度自転車からころげ落ちたことか。たまに通る自動車は容赦なしに、汗びっしょりの私に砂煙をあびせる。
水筒の水を飲み切ってしまい、道ばたに小さな流れをみつけ、口をつけてゴクゴクと飲む。戦い疲れて会津の町に着いた時には、もう夕暮れのもやがたちこめていた。
8時すぎようやく小さな部落(河東村)に出る。ワラにすがるような気持ちで一軒の民家に宿をたのむ。心よく承知してくれ、その上酒のもてなしを受けた。うまい酒だった。・・
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