ニューサイクリング 図書館

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新春えっせい とっておきの話(1981年1月号)S56

◆’80世界選手権ピスト競技 モレロンの休暇願(後編)   今井千束

◆新版 欧州車界探訪3 MASIのアトリエを訪ねて  杉野 安

【林道あ・ら・かると2】海と山の見える林道 白銀林道(神奈川県箱根) 

◆北沢峠(山梨・長野県境)  堀田一郎    

 

f:id:jcao:20180720220104j:plain450円 132頁

               京都洛東・円徳院文之助茶屋  薛    雅春

◆フランスで見たこと考えたこと3 国際ツーリスト週間2  今井彬彦

◆フランス部品の展示会開かれる

◆東本州の旅  杉田由起子

◆1次の自転車とサイクリングのブーム  今井彬彦

 

厳冬期の北八ツ行  蒲原敬治 

詩とイラスト 旅のはじまり  谷口一彦 

ランチタイムクッキング 煮込みうどん    

 【斜視】クラブ機関誌について  輪 太郎

 

 # 新春恒例えっせい集 とっておきの話            

    今井彬彦、広川重徳、植原 郭、志貴雅蘭、坂野裕彦、森 一久、

    高田健司、山本克己、斎藤英雄、小上馬正和、中野自由、藤野岳弘、

    安田 基、五十嵐雄次、山田鉑雄、御子柴慶治、田村陽一

 

f:id:jcao:20191203052136j:plain・・大きくポンプを振りかぶった。やがて犬が真横に来た所で、力一杯振りおろした。これがまずかった。ポンプの先の角は空しく空を切った。と同時にフロントバッグをパンパンにして地道を片手で走っていた私は、この一動作で大きくバランスを崩し、何と当の犬の上に人間爆弾と化して落下したのである。・・(森 一久)

                イラストはmia69さんによるイラストACから  

 

 

 

【どんな時代?】

 中国残留孤児初来日

 中国残留孤児とは、1945年の敗戦時、ソ連軍に追われ、捕まることを怖れた「満州」に入植した日本の民間人が、現地に遺棄した子ども達を指します。

 

 ソ連兵に見つからないように、集団で昼間はどこかに隠れ、夜間に移動したそうですが、子どもの泣き声は見つけられてしまう危険が大きく、やむなく現地中国の人達に預けられたのです。

 

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 今回来日した孤児達は総勢47人、推計1万人はくだらないとされる孤児総数からすると微々たる人数でしたが、僅かな記憶を手懸りに肉親探しを続けました。

 

 結果的に肉親の判明した孤児達は26人と、半数を僅かに超えました。孤児自身の高齢化も進み、肉親はさらに高齢であるところから、年々判明率は下がり続けました。

     ザビ神父の証言  より

 

 

 

 

【林道あ・ら・かると2】海と山の見える林道 白銀林道(神奈川県箱根)

・・林道は東に向かって進んで行く。星ヶ山から白銀山へ続く明るい斜面、幕山のカヤトの原が気持ちよく広がるが、それに反して路面の振動が大きくなり、スピードがのらずいらだってくる。・・

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・・林道は少し先でターンパイクをまたぐように越す。とその瞬間、日がおちてシルエットになった山々の間から富士の姿が顔をだした。

 

 今日初めて見る富士、しかも悪戦苦闘の末、もうすぐ湯本という所で初めて見せた富士の姿はドラマチックでもあった。・・

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