ニューサイクリング 図書館

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女性のサイクリング(1969年9月号)S44

◆一人で車種別に自転車を持つ シクロツーリスト  今井彬彦

◆メキシコオリンピック出場のトラックレーサー  今野 仁

◆軽井沢  ひたすら押上げて1,250mを越える  堀内康秀

◆富士登山八人のさむらい  木村 功 

 

f:id:jcao:20201028235221p:plain200円 80頁 セントルイスにて(鈴木正文)

 

◆イタリアの自転車レース  鈴木正文

◆古東海道を探る  鎌ヶ谷騎

◆自転車のサスペンス小説   LE  TANDEM アンリー・トロワイヤ

◆旧中山道  園尾哲郎

 

#女性のサイクリング

■女性サイクリングの実情と対策  

 

■座談会 女性サイクリスト大いに語る  

(出席者)菊島千江さん:建築事務所勤務。 ダイヤモンド型フレームの乗っている。 港サイクリングクラブ所属。

宮脇としこさん:自転車関係の仕事だが、それとは関係なくサイクリングが好き。

桑田桂子さん:浦和第一高女のサイクリングクラブ出身。物産会社勤務。

 

滝田敏江さん:先日富士山へ自転車をかつぎ上げたグループのただ一人の女子。目下マスコミに追い回されている。建築会社勤務。

今井千尋さん:今井彬彦(本誌編集長)の娘。

司会:宮寺 弘(日本サイクリング協会事務局長)

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宮寺:それとね、女性だけのサイクリングと、男性がまじっている時のサイクリングと、どちらが良いだろうか。

滝田:そうしても、女と男とでは走るペースが違うんで、多少感じが違いますね、ただ気がねがないという点では女同士の方が気楽ですね。

宮脇:私もそう、男がいると女の場合は遠慮もあるし、気がねもありますね。

 

桑田:本当に楽しいと思ったのは卒業して、社会人のクラブに入ってからでした。やっぱり男の人と一緒の方が楽しいんじゃないかしら。

菊島:私も女同士だけのサイクリングというのは知らないんです。皆と一緒のものが当たり前だと最初から思い込んでいたんです。

 

■女性用サイクリング車について  沼 勉

 

 

 

 

【どんな時代?】

 いいじゃないの幸せならば

 この曲は、1969年の日本レコード大賞受賞曲です。シンガーの佐良直美さんは、この曲から二年前に同賞新人賞を「世界は二人のために」で受賞されています。

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 それまで男と女を描くときのモラルや、「世界は二人のために」などで描かれてきた愛のかたちは、見事に瓦解して、ここでは「掠奪」「刹那」「享楽」「希薄」といった言葉が浮かんできます。

      

 これが1969年という年の「気分」でもあり、奔放で冷めた女の子を描く岩谷時子さんの詞こそ、新しい歌謡曲のかたちでもありました。

 

 岩谷さんの描く「女」は、シャンソンの世界なんですね。ここまで踏み込んだ歌はそれまで、いわゆる流行歌の世界ではありませんでした。この曲の登場は、それゆえ衝撃的だったと思います。

     佐藤利明のTICKLE ME 娯楽映画と音楽と より

 

 

 

 

 ◆富士登山八人のさむらい  木村 功

・・六合目12:30出発、もう押すことは出来ない、かつぐ、15㎏の自転車は重い。一歩一歩ゆっくり進む、太陽に愛車が光る。サイクリングとは脚の使い方が違うので調子が出ない。

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 七合目から登山道は岩場に変る。自転車のリヤーのマッドガードが岩にぶつかる。今回の登頂にあって紅一点の女史を皆で助け、はげまし合って登る。

 

 女性サイクリストとしては初めての富士登頂であるし、私達がへたばっても女史には成功してもらいたいとの願いから女史をはげます。・・

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