ニューサイクリング 図書館

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津軽から江差へ(1972年11月号)S47

◆超軽量 チタン製自転車の試作

◆タンデムは許可されているか □交通法規から □全国各県の状況

◆日韓親善サイクリング旅行から 釜山~慶州~大田  高橋長敏 

◆63年前の自転車のこと  木暮道夫 他  

 

f:id:jcao:20180628185603j:plain230円 74頁

◆悪戦苦闘の宮ヶ瀬越え(神奈川県) 成川 薫

◆夏の終わりの峠越え 田口峠他(群馬・長野県) 小島 昭

◆夏の終りに 上日川峠、大菩薩(山梨県)  青木 肇

 

サイクリング歳時記6 落人  小上馬正和

フォト カナダ・ロッキーを走る  長島則彦

フォト オランダのんびりサイクリングから  前田良祐

【巻頭】フォト パーツコレクション 風巻 錬 

        峠みち  堀部 洋  

 

#  津軽から江差へ 弘前~鰺ヶ沢~三厩~松前~江差  綿貫益弘   

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・・戻ろうと振り返ると、思いがけずそこにまるで地の底からでも湧いたように人の顔が登ってきた。

 

 まだ学校という年恰好で、山の身じたくをして息をきらせ、呆れたような口調でいう。ーーあの自転車、空でも飛ぶんですか。・・

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 【どんな時代?】

 恍惚の人

 認知症をいち早く扱った有吉佐和子の長編小説。1972年に194万部のベストセラーとなり、1973年には森繁久彌主演で映画化された。 

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 その関心度の高さから「恍惚の人」は当時の流行語にもなった。題は『日本外史』に三好長慶が「老いて病み恍惚として人を知らず」とあるのを見てひらめいたものである。

  (以上、ウィキペディアより)

 

 《“恍惚”の84歳の老人の奇行、幻覚、徘徊。一流商社に勤める夫と法律事務所でタイピストの仕事をする妻にとって、父親の突然の変貌はまさに青天の霹靂であった。》

 

 《……老人福祉指導主事は、すぐ来てくれたけれど何一つ希望的な、あるいは建設的な指示は与えてくれなかった。はっきり分かったのは、今の日本が人口の老齢化に見合う対策がまだ何もとられていないということだけだった》

   (以上、NEWSポストセブンより)

 

 

 

 

◆63年前の自転車のこと  木暮道夫 他 

・・古い家を整理している祖母が面白いものを見つけ出した。明治42年とある自転車のカタログがそれで、祖父が中学時代に購入した際のものである。60年以上も昔のものがよくぞ残っていたと感心するが、当時の自転車はそれだけの執着に値したのだろう。・・

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・・父の車はピアスだった。(中略)祖父はレーサーだったと言っていたが本当だろうか。カタログにはレーサーもあるけれど解りかねる。木製のリムに細いタイヤで、よくパンクしたという。

 

 十キロ余の道程を中学校へ通ったのだが、パンクのために遅刻した時には、教師に「自転車などに乗って来るからだ」と叱られたという。・・