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新春エッセイ集 サイクリスト形態人類学(1988年1月号)S63

◆日本縦断  無伴走単独タイムトライアル 2664.3㎞ 2 戸田真人 

◆私をとらえる魔物について  堀越進一、新田眞志  

◆市川雅敏インタビュー プロフェッショナルの扉を開けた男  聞き手:砂田弓弦

◆杉野 安の舌万歩計から 14 世界選手権

 

f:id:jcao:20180823201619j:plain500円 126頁

【巻頭】フォト スーパークリテリウム インターナショナル 

 シマノ サンテ&600アルテグラの印象

フォト 八ヶ岳サイクルマラソン / びわ湖一周サイクルマラソン 高田健司

気になる風景 燃灯仏  小上馬正和

 

 

# 新春エッセイ集 サイクリスト形態人類学             

    御子柴慶治、谷口一彦、加藤裕子、中堀 剛、加藤和昭、砂田弓弦、

    矢代 正、山崎敏正、渡部任夫、薛 雅春 、関 正邦、加藤 一

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・・一枚新しい地図を買うと、その時必要なルート以外にもどこか面白そうな道はないかと全体を眺めてみる。これは、と思うルートがあると、麓から峠、さらにその向こうへと目で追って見る。そしてその道のつき方、周辺の風景のようすなどを地図から読む。(中略)

 

 急流沿いのその道はさぞ涼しげなのだろう、夏にいいな。こちらの北の狭い谷は日当たりが悪そうだから冬は寒い思いをしなくてはならないなあ。南の斜面にあるその神社は日当たりが良さそうだから、冬の午後でもきった暖かなひとときの休憩ができそうだ。などと、季節感をスパイスにして地図上の風景を味わう。・・(薛    雅春氏の文章)

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【どんな時代?】

 シーマ現象

 シーマは、1988年にデビューした日産車。Y31セドリック/グロリアをベースにした3ナンバー専用ボディーに、3リッターV6エンジンを搭載。最上級グレードでは500万円を超える高級車だ。

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 バブル景気に沸いた当時の日本では、シーマが飛ぶように売れたそう。高価格にもかかわらず、最初の1年間で4万台近くを販売。3ナンバーの高級車としては異例のヒット作となった。

 

 シーマを買った理由を購入者にアンケートしたところ、なんと「値段が高かったから」という答えが1番多かったという。

 

 バブル景気で土地の値段が上がりすぎて普通のサラリーマンがマイホームを購入することができなくなり、それで「クルマでも買うか」という判断をしたのではないかと言われている。

    GAZOO より  ※写真は女優  伊籐かずえさんとその愛車「初代シーマ

 

 

◆日本縦断  無伴走単独タイムトライアル 戸田真人氏(写真は前号から)

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 ・・もう自分の走りに危険を感じていた。事故を起こしては全てが終わってしまう。

 

 北海道の5月上旬に窓の破れた小屋の中で疲労しきった状態で、ほとんど着のみ着のまま眠る事は凍死の危険があったかも知れないが、自分では耐えるだけの気力があると思っていた。・・